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僕之夏休暇 カテゴリ:ゲーム系 『ぼくのなつやすみ』とは2000年6月22日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。2006年6月29日には、プレイステーション・ポータブル版の『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』も発売された。 ぼくのなつやすみ コンピュータゲームぼくのなつやすみアドベンチャープレイステーションミレニアムキッチンソニー・コンピュータエンタテインメント1人CD 1枚2000年6月22日 廉価版2001年6月14日6,090円 廉価版2,940円CERO:全年齢メモリーカード 1~15ブロックアナログコントローラ対応(振動のみ) 概要 母親が臨月を迎えたため、田舎の親戚の家へ預けられた9歳の「ボク」が、夏休みの1ヶ月間、昆虫採集や虫相撲、魚釣りなどをしていくゲーム。 1975年(昭和50年)の、日本のどこかに存在する森や山に囲まれた架空の田舎、月夜野が舞台となっている公式ガイドブックには神奈川中央交通月夜野バス停(山梨県道志村)の写真が掲載されているが、どこの「月夜野」か特定しているわけではない。また、旧利根郡月夜野町(現:みなかみ町)では「月夜野」の地名が登場し、話題となったことがある。。 「昆虫採集」、「魚釣り」、「絵日記」、「洞穴探検」など、昔の子供達がしたであろう遊びや行事がサブイベントとして取り入れられている。また、自然が豊かな「田舎」をリアルに再現したフィールド設定などが特徴。 制作会社は、ミレニアムキッチン。最初の情報公開となった1999年夏発売のゲーム雑誌では同年秋に発売予定と告知されていたが、「夏休み商戦に合わせたほうがいい」との判断により発売が翌年に延期された。第5回日本ゲーム大賞ニューウェーブ賞受賞、第3回文化庁メディア芸術祭展示作品。 本作の好評を受け、ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機でシリーズ化されている。 登場人物 ボク(声優:進藤一宏) 都会生まれで都会育ちの小学3年生。このゲームの主人公であり、プレイヤーキャラクター。親が臨月を迎えたため、夏休みの間中、おじさんの家に預けられることになった。好奇心旺盛で、心優しい。僕というのは名なのだろうが、作サイドのやる気なさが伺える、よって、語音が似てるボブという名がふさわしい。初日はソックスカバー履いちゃってるのに2日目から生足~♪おぇ! 空野優作(声優:佐々木勝彦) 本名だがあの世でな、じじぃ。陶芸家。手先が器用である。 おばちん(声優:一城みゆ希) 本名、空野薫。ボクの親のペット。若い頃、東京でカメラマンの助手をしていた。 萌(声優:坂本真綾) 中学3年生。高校受験を控えている。クラリネットの練習中である。夏休み終盤辺りで失恋し、ノイローゼ状態になるが、再び元気を取り戻す。 詩(しらべ)(声優:最上莉奈) 小学2年生。あだ名(チビ娘)で呼ばれることを嫌う。ちびちび ガッツ(声優:高山みなみ) 小学5年生。ガキ大将で、時折空野家のスイカをくすねている、その技和ルパン三世さながらな泥棒だ。 ファット(声優:伊倉一恵) 小学4年生。萌にうんこを寄せている。 丸いメガネ(声優:大谷育江) 小学2年生。読書が趣味。 沙織(声優:田中敦子) オオカミ娘と呼ばれている大学生。 自然科学を専修しており、絶滅したニホンオオカミを追い求めている。 父(声優:牛山茂) ボクの親。臨月を迎えたため、倅を妹の家へ預ける。 坊(声優:池田勝) 夏休みの中旬に、空野家の長男の法事のためにやってくる。ドッチェ語を使ったりする洒落たお坊さん。 ナレーション(声優:ダンカン) オープニングやエンディングなど、すべてのナレーションを担当している。 幻の8月32日とう世界とバグ クリアデータを利用し、絵日記の「もどる」の上を選択すると、8月32日以降のありえない時間をプレイすることができる怪現象さながらる*バグがある。 主な現象として、日記の日付が33日以降に進んでいき、登場人物のグラフィックがおかしくなる、家にも外にも人が誰もいなくなる、音楽が消える、フリーズを起こす、文字化けするなどがある。 36日(もしくは34、39日)になると絵日記を書く途中にフリーズしてしまい、それ以降の続行はできない。 バグの特徴(よく報告されるバグだが、必ずしも同じ事が起こるとは限らない) 幻の32日目 31日、夏休み最期の日を過ごすと明日は9月1日親が迎えにクル。 今日で最期と寝に入るボブ。 ・・・・ 鶏がラッパのように鳴き、朝を知らせる。 しかし、何かがおかしい、 朝ごはんを知らせる第一声が流れない、 日記を見ると32日と掲載だ 恐る恐る家を徘徊すると家族は誰一人としていない。 陶芸小屋へ行くと誰もいない、そのときだった。 『こらっ!』 怒り声が聞こえおじさんが降ってきた。 だが、そのおじさんも何かがおかしかった。 おじさんの足元には陶芸作品、そして下半身がないのだ。 そのゴ、散策して本来空くはずのない扉が開いている。 その扉には車が止めてある。 やはり今日は9月なのか?親が迎えにきたのか? ボブは扉に近寄った。 だが、扉は開いてるのにそこから先へはいけない。 まるで見えない壁があるよう結界が張られてる。して、ボブは金縛りにあってしまう。 ボブは僅かに動けたため辛うじてリセットボタンを押し危機を脱した。 バグ一覧ートリビア的 女(僕より先に生まれてる)が下半身しかない。朝食が終わり席を立つと消え、影のみ存在する。 誰もいない工房の焼き物を触ろうとすると、「それに触っちゃだめ!!」と言いながら上半身しかないおじさんが上から降りてくる 家の中にも外にも誰もいなくなり、音楽がなくなる キャラクターの頭が緑色になったり、脚が赤くなったり、肩が透けたり、テクスチャが剥がれて中身が見えたりなどグラフィックがメチャクチャになる 家族全員で朝食をとるシーンがなくなる、もしくはメチャクチャなグラフィックの家族が朝食を囲む。また朝食が終わるまでは家の外にでられない。(通常の状態では強制的に朝食が始まる。) ボクくんが虫を素手で取る 虫取り網を取ろうとすると、虫の鳴き声がぴたっと止まる 釣竿を持っているときに虫取り網を持とうとすると、ボクくんが倒れる。しかし×ボタンを押すと元に戻る たまにボクくんが画面から消えることがある。その際一度虫網を持ってから「手ぶら」を選ぶとありえないところに現れる(画面に入りきらないところから出てくることもあるが、移動して画面内に入るとちゃんと見える) 絵日記がメチャクチャになりフリーズする。その中には、『もどる』や不気味な緑色の絵、意味不明な記号が相次いで出て来る。 ボクくんのお父さんが車で迎えに来てるのに帰れない。 門が開いてるのに調べると『鍵が掛かってる』という意味不明な文字が出て来る。 たまにボクくんが家から出られなくなり、○ボタンを押して出ようとしても出られない。 夕食を食べた後に真っ暗になりフリーズする。 夕方、おばさんに話しかけると画面が真っ暗になりフリーズする。 縁側が見える外の所からではおじさんは見えるが、居間に入るとおじさんは消える。 33日を過ぎると日記や会話の文字の所(特に記号・数字系)が文字化けする。例:( ;月 日)、(セ ;ブ .デ / タ)=(セーブデータ)( ` `ブロック使用)、(このままゲームを続けますか‘”) 昼間にも絵日記を書ける。絵日記を書くと強制的にその日が終了する。基本的に32日以降はこれでないと進めない。 テレビをつけても音が出ない。 時々テレビの上におじさんかおばさんの上半身がめり込んでいる時がある。その時、テレビを含めた周りの画面の色が緑や青になったりするが、赤になる場合もあり、その時はどう見ても殺人現場にしか見えない。 ボクくんがたまに画面から消える事がある。勘で移動する事も可能だが、牛と鶏が居るエリアにくるとフリーズする。 竜神池の直ぐ近くにある、『橋』は32日以降消えて、秘密の抜け道を通る以外通行不能。 蜂の巣を突付いて家に戻ると一応おばさんが対応する。しかし夕方以外やはり誰もいなくなる。 文字化けしてない文字も歪んで消えかかっている。 ボクくんに、虫取り網を持たせると、何も持たない。そして、網を振ると、「シュッ」という、音だけがする。虫の方向で降ると、網を持っていないのに捕まえることができる。網を振った時の動きがおかしくなり、ボクくんが首を傾げたりする。(ボクくんが自分の首を絞めるようにも見える。 ボクくんが虫取り網を持ったままマップ移動をするとボクくんのグラフィックが消える。(一応操作はできる。) 主なスタッフ 原作・脚本・監督:綾部和 キャラクターデザイン:上田三根子 背景美術:草薙 テーマソング『この広い野原いっぱい』 歌:大藤史、作詞:小薗江圭子、作曲:森山良子、編曲:Thousand sketcheS ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!! コンピュータゲームぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!なつやすみアドベンチャー プレイステーション・ポータブルミレニアムキッチン ソニー・コンピュータエンタテインメント 1人 UMD 1枚 2006年6月29日 廉価版2007年6月28日 5,040円 廉価版2,800円 CERO:全年齢 メモリースティック Duo 352KB以上 ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』(ぼくのなつやすみポータブル ムシムシはかせとてっぺんやまのひみつ!!)は、2006年6月29日にプレイステーション・ポータブル用にイベントや登場人物を追加したリメイク移植版。 PSP版での追加項目 昆虫採集 PSP版では、新たに虫の数がPS版の64種類から128種類になり、2倍となった。 また、まだ捕獲していない虫が近くにいると、「NEW」というマークが出てくる。 虫相撲 虫相撲では、「お気に入り」甲虫を、次プレイに連れて行くことが可能となった。また、アドホック通信を使うと、「お気に入り」の甲虫を他人にプレゼントしたり、交換したりすることができる。 魚釣り PSPには振動機能がないので、魚がかかると、画面上部に「HIT」マークが出る。 登場人物 教頭(きょーがしら)(声優:小島敏彦) 萌の学校の教頭先生で、PS版では会話の中だけに登場していた。英語を教えている。戦時中に野山のどこかに大切なものを隠した。昆虫や自然の事にはとても詳しい。 ヨシコちゃん(声優:弓場沙織) 萌のクラスメートで明るくてとても元気。いつも考えるより先に行動してしまい、失敗をしてしまう。萌とは大親友だが、夏休み中に揉め事があったようだ。 兄貴=アニキ(声優:進藤一宏) アーッ♂学生。空野家の近くを流れている川に現れる、不思議な存在。彼の家も陶芸をやっているようだ。声優の進藤一宏は主役のボクくんと同一人物で、収録では6年前にPS版用に録音された小学生時代の自分の声と掛け合いをするという経験をこなした。 外部リンク ぼくなつやすみポータブル博士とてぺん山の秘密!!公サト~ぱぱ・ぱ・ぱぱ・ぱー♪
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ジェットサイダー王冠 番号 王冠 1 日本 2 ブータン王国 3 インド 4 インドネシア共和国 5 ベトナム民主共和国 6 モンゴル人民共和国 7 ネパール王国 8 パキスタン 9 バングラデシュ人民共和国 10 マレーシア 11 オーストラリア 12 トンガ王国 13 ナウル共和国 14 西サモア 15 ニュージーランド 16 パプアニューギニア 17 イギリス 18 フランス共和国 19 サンマリノ共和国 20 ベルギー王国 21 モナコ公国 22 西ドイツ 23 ドイツ民主主義共和国 24 ソピエド社会主義共和国連邦 25 スイス連邦
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ぼくのなつやすみ 【ぼくのなつやすみ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 プレイステーション 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 ミレニアムキッチンアトリエドゥーブル 発売日 2000年6月22日 定価 6,090円 廉価版 PlayStation the Best 2001年6月14日/2,940円 判定 良作 ぼくのなつやすみシリーズリンク SIEワールドワイド・スタジオ作品 概要 特徴・評価点 賛否両論点 難点 総評 余談 移植 概要 舞台は1970年代。母親が臨月を迎えたため、親戚の家に預けられることになった小学三年生の「ボクくん」。 本作は「ボクくん」となったプレイヤーが、8月1日から31日までの1ヶ月間を田舎町「月夜野」で過ごす夏休みライフを描いている。 なお、キャラクターデザインはハンドソープ「キレイキレイ」(ライオン)のCMキャラでおなじみの上田三根子が担当している。 特徴・評価点 プレイヤーは箱庭的に作られている月夜野を、ボクくんを操作することで自由に移動することができる。 当初の行動範囲は親戚の家周辺に限られるが、ボクくんの行動で障害を取り除くことで段階的に広がっていく。 移動範囲が広がって探検できる場所が広がっていくのはこの年頃の子どもにとっては何より楽しいことであろう。 移動できる各エリアは自然が豊かな美しい背景が広がっており、プレイヤーの目を楽しませてくれる。 日にちの概念と時間の概念が存在する。 時間はエリアが切り替わると自動的に経過する仕組みとなっており、夕方になると周囲が赤く染まり、夕食の時間になるとおじさんが現れて家に連れ戻される。 夕食後は再び自由時間になるが、あまり夜更かしをしていると強制的に眠ってしまい、翌日は寝坊して、ラジオ体操カードのスタンプがもらえなくなってしまう。 プレイヤーは自由気ままななつやすみライフを送ることができる。 ゲームに決まったシナリオは存在せず、プレイヤーが好きなように行動できる。 あちこちにいる虫を網で捕まえて標本を作ったり、川や池で魚釣りをしたり、おじさんが作ってくれる凧を揚げて新しい凧を作ってもらうといったコレクション要素もあるし、クヌギの木にいるカブトムシやクワガタムシといった甲虫を捕まえて地元の子どもたちと虫相撲対決をするといったやり込み要素もある。 月夜野にいる他の住民と仲良くなることで、様々なイベントも発生する。しかし、ゲーム的な「ノルマ」も存在しないため、それらの要素を進めるかどうかはプレイヤーの自由である。 ただし当時のプレイヤーが昔に戻ることが出来たらという狙いで設計されている本作なので、イベント関連は純粋に夏休みをのんびり楽しむものばかりではなく、良い意味で切ないテイストのものもある。 極端な話、特に何もしないで家でおばさんに甘えて時間を潰してるだけでも、月末になればゲームは終了する。 一応エンディングは重要なイベントをいくつこなしたのかで5種類のランクがあるのだが、どれが正しいエンディングというわけでもないので、攻略に必死になるよりも、のんびりと子ども時代の夏休みを楽しむプレイスタイルが正解だろう。 印象的なゲームデザイン 子供時代を振り返るという30歳のプレイヤーの子供時代である1970年代を忠実に再現しており、ノスタルジックな雰囲気を追憶できる唯一無二のノスタルジックな世界観である。 日本人なら誰でも知っている上田三根子のキャラクターデザインを利用したゲームデザインは最初こそ大きなインパクトを与えるが、ゲームの世界観は上田氏の温かで優しいキャラデザがぼくなつの世界観と非常にマッチしている。 パラメーターや数字などを極力排除したゲームデザイン 旧来の数字や得点でゲーム内容が左右されない独特なゲームデザインであり、純粋にゲームの世界観に没入できる。 ゲームを盛り上げる主題歌。 本作の主題歌は、1967年に発表された「この広い野原いっぱい」を大藤史氏がカバーしたもの。 ゲームの雰囲気に絶妙にマッチしている他、歌詞の『この広い野原いっぱい咲く花を、一つ残らずあなたにあげる。赤いリボンの花束にして』は、ベストエンディングを迎えるための重要なヒントになっている。 ナレーション ナレーションは大人になった主人公「ぼく」で、声優はたけし軍団の芸人・ダンカン氏である。本職の声優ではないものの、過度にうますぎず、リアルティのある声質が子供の頃を振り返るというゲーム感によくあって雰囲気作りに買っている。 賛否両論点 空野家の長男 ボクくんが居候する以前から空野家の長男は故人。この設定のため事情を知らないボクくんと家族の温度差など、ゲームにシリーズの中でも独特の切なさが加わっている。 しかしシナリオ後半になると、吹っ切れたような描写もないままこういった設定が殆ど姿を現さなくなってしまうため、作風を重くしてまで無理に入れる必要もなかったのではないかという声も。 フラグ管理の難しさ のんびり攻略する分には全く影響のない事だが、プレイヤーがゲーム中に起こった事件や謎の解決法を分かっているのに、ボクくんの方(システム上)ではどう行動すればよいのか分からず時間だけが過ぎていく事態が起こる。 例として、ニホンオオカミの幽霊を砂糖水でおびき寄せられるのではないか?、「あなあなぼぼん」の正体、ガッツくんに認められる方法などがある。 こういった不便な所はボクくんの「子供」という設定に忠実ではあり、プレイヤーが自分の力で考える余地もある。また何度も繰り返すことでシステム上の解決法に気付ければ感動もひとしおだろうが、後述の時間経過の早さや時期限定なことも相まっていっそう不便に感じる可能性も高い。 難点 1周で多くのイベントを起こしにくい 今作ではまだ時間経過の速度が変更できず、シリーズの中では特に早く1日が終了してしまう。 捕獲した昆虫は自室に帰らないと図鑑に記録できず、虫かごが一杯になったら一度自室に帰るかプレイヤー視点で希少度の低い虫を逃がすかの対策が求められる。 とある場所へ渡るための丸太を切り倒す作業がゲーム中にあるのだが、これを達成するのに10日前後要する。 具体的には子供には重い斧を持ってきて、徐々に枯れた木を切りつけるというもの。1日に3回ほど切りつけるのだがそれ以降は斧を持てなくなってしまい、明日以降のトライを余儀なくされる。 現実で考えるとそのくらいかかって当然なのだが、ボクくんの諦めの早いことや、どうして大人に頼んで木を切ってもらわないのかという事にイライラするプレイヤーも。 ここでの問題もリアリティと快適性のコンフリクトが起きていると言える。 総評 本作のキモは、ゲームシステムの緻密さや背景設定ではなく、大人には懐かしく、子どもには目新しい、ノスタルジックな夏休みの雰囲気が味わえることだろう。 リアルタイムでこそないものの、従来のゲームのイメージにとらわれない世界観と自由気ままに遊べるそのゲーム性は後に世界中で大ヒットを記録する「どうぶつの森」シリーズの原型とも言える。 日本人なら誰でも心に残る「夏休み」を題材にした画期的な作品として10万本以上の売上となり、テレビ番組で取り上げられる(出典)など大きな反響を呼んだ。 プロモーションの言葉通り、「大人になってしまったあなたにひと月かぎりの『なつやすみ』」を届けてくれる作品である。 余談 本作には「8月32日」という有名なバグがある。これは、絵日記を見ているときにある動作をすることで強制的に翌日に進むという別のバグが最終日の8月31日の絵日記でも有効だったため、本来なら存在しない32日以降の日付に移行してしまうというものである。後述のPSP版ではこのバグは存在しない。 無理矢理データを読み込んでいるため、キャラクター表示がおかしくなったりメッセージが文字化けする等の見た目にも異常な現象が生じ、動画サイトでも「ホラー映像だ」「終わらない夏休みだ」等と話題になった。「不思議ナックルズ」などのサブカル系書籍でも取り上げられ、「呪いのゲーム」として扱われたことも。2010年の8月32日(=9月1日)には、制作者本人が、このバグについてTwitterで解説を行った。(http //togetter.com/li/46554) また、「死」を想起させる部分が僅かにあるため「主人公は既に亡くなっている」「過労死したSEが見た走馬灯」などと強引に解釈されることも度々あった。実際には「忙しくて夏休みも取れないSEが、子供の頃の楽しい夏休みを回想する」という話であり、そんな暗い物ではないのだが…。 移植 2006年にはPSPにて『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とてっぺん山の秘密!!』としてリメイク。開発はサワノ(現・アクリア)(*1)が担当。 登場人物やイベントが追加されている。今から購入するならこちらがお勧め。
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登録日:2011/05/09(月) 03 09 00 更新日:2023/08/29 Tue 14 46 49NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 あなあなぼぼん ぼくのなつやすみ ぼくはボク! キレイキレイ プレイヤーの分身 ボクくん 主人公 千葉翔也 小学生 恐るべき都会っ子 村田貴輝 母親が臨月の為 溺れても蜂に刺されても大丈夫 矢島晶子 虫捕り 進藤一宏 頭でっかち 魚釣り ゲーム『ぼくのなつやすみ』シリーズにおける主人公。 概要 プレイヤーの分身であり、名前は決められるものの人からは「ボクくん」「ボクちゃん」等と呼ばれる。 見た目はキレイキレイと言えばプレイしたことのない人もなんとなくその姿が浮かぶのではないだろうか。 年は小学校中学年。シリーズによって若干の性格の違いはあるが、都会っ子の割に昆虫等に抵抗がなく、さらには魚釣りもこなしたり斧で木を切り倒したり海に飛び込んで泳いだりと非常にアクティブ。 シリーズによってはウツボ等も平気で釣り上げる。 朝はラジオ体操から始まり、毎日のように晩まで山から海から走り回る元気印である。 ただし稀に夏休み1ヵ月間引きこもるボクくんもいたりする。 因みにどのシリーズのボクくんも共通だが30日間絵日記を書くこと以外宿題をしている気配が一切ない。 7月中に終わらせているのだろうか…。一応プレイヤーの操作次第で自由研究の昆虫採集くらいはするが。 その絵日記の内容だが、絵は普通に上手く、文章もよくある小学生の日記とはかけ離れた味のあるポエミーなもの。 そして、作中に時折挟まるボクくんの内心を代弁するかのような男性のナレーションは、大人になったボクくんその人である。 シリーズごとのボク ぼくのなつやすみ CV 進藤一宏 舞台である昭和50年8月で小学3年生。 母親が臨月の為、北関東に位置する山や森の自然が豊かな田舎「月夜野」にある父方の叔母の家に8月の間預けられる。 地元のガキ大将とも人見知りすることもなく接する好奇心旺盛な子である。 バグによって恐怖の8月32日に迷い込んでしまうこともある可哀相な子。近年では8月0日から夏休みをすっ飛ばされてしまうことも。 PS1の性能故か唯一のカナヅチ。 夏休みの過ごし方によって将来の境遇が分岐する。 ぼくのなつやすみ2 CV 村田貴輝 舞台である昭和50年8月で小学3年生。 母親が臨月の為、伊豆半島の田舎町「富海」で民宿を営む父方の叔母の家に8月の間預けられる。 ハチ刺されに加えて何度溺れても立ち上がる不屈の少年。サイダーの蓋を集めたらシュノーケル一つで30mは軽く潜水する都会っ子っぽい何か。 疎遠になってた思春期の男女の間を取り持つキューピッド役になったり、診療所で不思議な女性患者と出会ったり、洞窟で金塊を発見したりと兎に角様々なことに首を突っ込む。 現地の子とデートイベントがあり、なかなかモテそうな子なのだろうか。 PSPリメイク版では女性作家のつみれちゃん(CV 沢城みゆき)と一緒に風呂に入ったり年上姉妹とデートしたりと更にリア充への道をひた走る。 ぼくのなつやすみ3 CV 千葉翔也 舞台である昭和50年8月で小学4年生。 母親が臨月の為、北海道で牧場を営む父方の叔父の家に8月の間預けられる。 性格は1のボクくんに近いが、サイダーの蓋が倍増したのか輪に掛けて遊泳力と潜水能力が常識外れの領域にまで達し、挙句の果てには大の大人程のサイズの怪魚まで釣り上げてしまう最強のボクくん。ただしお化けにはメチャクチャ弱い。 夏休みの過ごし方次第では将来的にいとこと結婚し、牧場を継いだような描写がある。リア充爆発しろ。 ぼくのなつやすみ4 CV 矢島晶子 舞台である昭和60年8月で小学4年生。 母親が臨月の為…ではなく、お盆に親戚が大集合するということで一足先に瀬戸内の島にある父方の伯父の家に預けられる。 過去3作のボクくんに比べかなり生意気なガキんちょである。夢は世界征服。妹は恐怖の存在。 このボクくんだけ陸上でもスタミナの概念があり、何も食べないと倒れてしまう。 なので相対的に虚弱気味。虚弱ってなんだっけ? 中の人のせいか時折某春日部の幼稚園児に聞こえることも。 夏休みでの生活によって将来が大きく変わる。 追記・修正はオオクワ捕まえてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 絵日記を書くこと以外宿題をしている気配が一切ない。 初代だと自由研究で昆虫標本作ってたぞ -- 名無しさん (2015-09-14 12 35 23) ドリルとか終えてきてるんだろうか -- 名無しさん (2015-09-14 12 45 30) ↑2 その自由研究もプレイヤー次第だしこの時代の小3~4年の自由研究は提出してもしなくてもいいとこが大半。 -- 名無しさん (2015-09-14 12 46 04) 4だとどうだっけ -- 名無しさん (2015-09-16 16 45 38) 『3』の中の人が今シグマセブンの声優らしいな -- 名無しさん (2016-05-26 19 49 11) ↑月がきれいのハネテル君と知って驚いた -- 名無しさん (2017-05-22 15 35 43) 今年の夏休みは33日まであるね(地域差多数) -- 名無しさん (2018-08-31 16 26 43) 3ボク君は30日の日記で宿題手つけてないって書いてるね -- 名無しさん (2018-09-01 01 55 24) 1は行動によって(何かを達成する?)エンディングのその後が変化するよね。他はどうなんだろう? -- 名無しさん (2019-07-04 14 42 48) 何作目か忘れたけど幽霊と会ってるよな。お盆で里帰りしてきた病室のお姉さん。 -- 名無しさん (2019-07-04 16 18 46) ↑ぼくなつ2の診療所のお爺ちゃんの奥さんだな。早逝したのか若いままで声含めて靖子にそっくり -- 名無しさん (2019-07-04 17 21 59) ↑おじいちゃんが「亡くなってかれこれ10年ぐらい」って言ってたから亡くなった時は間違いなくそこまで若くない。多分敢えて亡くなった時の姿じゃなくておじいちゃんとの青春を過ごした姿を取って帰ってきたんだと思う。 -- 名無しさん (2020-07-17 21 59 18) ここに「オラ」が加わるのか -- 名無しさん (2021-05-14 14 07 19) 2はマジで名作 -- 名無しさん (2021-06-05 17 46 30) ボクくんは意外と畜生発言したりするところもおもろい -- 名無しさん (2021-07-27 18 50 16) 2のボクくんは意外と生意気なの好きだ -- 名無しさん (2021-12-27 13 20 32) 声優さんもいい仕事してる -- 名無しさん (2023-01-13 14 35 39) 名前 コメント
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ぼくのなつやすみ2 Part23-103,105,107,270 part39-536~545 103 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 27 51ID OXb1LVni 人物紹介 ボク・・・主人公。好奇心旺盛な小学3年生。超人的な身体能力を持つ。 荒瀬家の人々 おじちゃん・・・民宿茜ハウスを経営。大らかな性格。昔は大工だったらしい。 おばちゃん・・・ボクの父親の妹にあたる。明るく活発な性格。 タケシ・・・小学5年生。頼れるアニキ。 シゲル・・・小学2年生。いくじなしだが頭の回転は早い。 相楽家の人々 靖子・・・高校1年生。春から東京の高校へ進学し一人暮らし。母親と不仲。 光・・・小学2年生。占い好きな元気でちょっとへそ曲がりな少女。 じいちゃん・・・富海の診療所の医者。妻と息子は既に他界。 その他 洋・・・中学3年生。ロケットを作り、打ち上げ実験をしている。 サイモン・・・茜ハウスに長伯しているカメラマン。日本語が上手。 女子大生・・・富海に遊びに来た女子大生・・・? 凪咲・・・診療所の看護婦。 船頭さん・・・潮館汽船マリンランナー号の運転手。 静江・・・離婚して家を出た相楽家の母。 入院患者・・・お盆の数日間、診療所に入院している少女。何故か夕方しか会えない。 谷口・・・無口な元潜水夫。富海の海底で探し物をしているらしい。 保田・・・夏の終わりに富海にやってきた謎の人。 オオカミじじい・・・炭焼き職人。洋の父。昔、絶滅したオオカミを探していたらしい。 ※ぼくのなつやすみのボクくんと、2のボクくんは別人です。 105 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 30 21ID OXb1LVni 昭和58年8月1日 主人公のボクは母親が臨月のため、8月の間富海で民宿を営む叔父の家に預けられることになった。 富海へ向かう船の中で、もう一人の乗客のお姉ちゃんがボクに話しかけてきた。 お姉ちゃん-靖子はこの春から東京の高校へ進学し、今日富海に帰ってきたそうだ。 港へ着くと、おばちゃんたちがボクを出迎えてくれた。会うのはかなり久しぶりだ。 サイモンに記念写真を撮ってもらい、茜ハウスへと向かった。 案内された部屋は物置として使われていたらしく、布団がたくさん積まれていた。 夕飯までまだ少し時間があったので、外を探検してみたら 家の近くの小川にタケシとシゲルが立っていた。 どうやら獲物のザリガニを探しているようだ。 川の近くには廃屋があり、中にはすっごいエッチな本も・・・。 夕飯の時間になり、おじちゃんが迎えにきた。ご飯はいつも海の家で食べているそうだ。 ご飯を食べ終わり自由研究の話になったが、予定していた家の前の交通量の調査は 富海では出来ないらしい。というのも車が全く走っていないから・・・ 自由研究は結局昆虫採集をすることになった。タケシたちは朝顔を育てるらしく、 ボクも参加して誰の朝顔が一番早く咲くか競争することになった。 咲いた朝顔はカメラマンのサイモンが写真に撮ってくれるらしい。 部屋に戻ると机の上にプラモデルの箱が置かれており、中には何故か昆虫採集セットが入っていた。 今日あった出来事を絵日記に書き就寝。 107 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 32 38ID OXb1LVni 8月2日 朝食の時間になっても、タケシとシゲルがいない。 おじちゃんとおばちゃんの話によると、近所の中学生の作ったロケットを見に行っているそうだ。 おじちゃんは危ないからと心配しているが、おばちゃんは応援しているようだ。 結局ロケットは打ち上げに失敗して墜落したらしい。 朝食後に靖子姉ちゃんがアイスを買いに来た。後で公園の坂の上にある靖子姉ちゃんの家に行くことになった。 お姉ちゃんの家はお父さんとお母さんがいない家で、おじいちゃんと暮らしているらしい。 お姉ちゃんの部屋は鍵が掛かっていて、鍵はお母さんが持っていったので玄関からは入れないらしい。 お姉ちゃんにいつでも自由に部屋に出入りする許可をもらった。 坂を更に上ると診療所があり、中にはおじいちゃんと看護婦のお姉さんがいた。 この診療所はかなり暇だそうだから、毎日遊びに行くことにした。 おじいちゃんに肩叩きをしてあげたら、お駄賃を10円もらった。 その後は森を探検。そして木の上に秘密基地を発見。タケシとシゲルの基地だそうだ。 ここで虫相撲をして遊んでいるらしい。ボクも今日から虫相撲に参戦。 カブトやクワガタのいそうな木に砂糖水を塗ったり、蹴飛ばしたりすることで捕まえられるそうだ。 夕方、船着場で船頭さんと看護婦のお姉さんが話をしていた。 船頭さんはどうやらお姉さんのことが好きらしい。 夜、お姉ちゃんの部屋を訪ねると、お姉ちゃんは音楽を聴いていた。 これはお姉ちゃんのお父さんが趣味で集めていたレコードの中でも 特にお姉ちゃんのお気に入りの曲だそうだ。 ちなみに、お姉ちゃんのお父さんは絵描きをしていたんだとか。 270 :ぼくなつ2:2006/06/28(水) 05 21 58 ID VXWyFNbo 8月3日 今日は虫を捕まえたり、じいちゃんの肩叩きをして過ごした。 夕食のとき、昨日のロケットの話が出た。 どうやらロケットの部品が見つからなくて、困っているらしい。 そういえばここの海ではクラゲを見かけないと話したら おじちゃんが潮の関係であまりクラゲは出ないと教えてくれた。 クラゲは怖いけど、かわいいと思うのはボクだけ? その夜クラゲの夢を見た。 8月4日 朝食後、光がアイスを買いに来た。 光はシゲルによくイジワルされるらしい。何故だろう? 今日は靖子姉ちゃんと富海を探検。 おみくじ地蔵や、お墓の3秒ルールを教えてもらった。 その後お姉ちゃんの幼馴染の家へ行った。 お姉ちゃんはひたすら嫌がってたけど、留守だったみたい。 その子とは歳が1つ離れてたから、お姉ちゃんが小学校に上がってからは 全然遊ばなくなっちゃったらしい。仲直りすればいいのに。 夜、診療所へホタルを見に行った。川の近くをホタルが何匹も舞っていた。 536 :ゲーム好き名無しさん:2008/07/07(月) 14 34 37 ID rRhkpP1F0 お待たせしました。予約していた「ぼくのなつやすみ2」のストーリーを投下します ゲーム中の行動によりストーリー内容が変わるので、前後している部分があります wikiの続きから始まっていますが、日記形式ではなくなってしまいます。ご了承ください 537 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 35 34 ID rRhkpP1F0 靖子と幼馴染の家に遊びに行った翌日、墓場に行くと中学生くらいの少年が探し物をしていた。 どうやら、ロケットを探しているらしい。 そう。彼こそがロケット少年として富海を騒がせている人物であり、靖子の幼馴染、洋だったのだ。 民宿に女のお客さんが来たが、誰もいなかったためにボクが応対。 「あんた何者?」と問うボクに、「自分から名乗りなさいよ、小学生」という 前作プレイ者をニヤリとさせるやりとりをし、ボクが「お姉ちゃんは・・・大学生?」と聞く。 女のお客はそれを否定も肯定もせず、おばちゃんに挨拶するために正面玄関へと向かった。 その途中、彼女は「私の名前、芳花っていうんだ。よろしくね!」と名乗った。 彼女は「来るのかどうか分からない誰か」を待っているらしい。 靖子たちのじいちゃが元気無いらしい。看護婦の凪咲も孫たちも、おばちゃんも心配している。 じいちゃはこの頃、奥さん(靖子たちの祖母)の夢をよく見るという。 ボクは呑気に「拾った物でも食べたのかな」なんて日記に書いている。 光に富海を案内してもらったら、なぜかシゲルが不機嫌そうにしていた。 看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい。 それを船頭さんに言うと、黙り込んでしまった。 夕方になると、誰も入院していないはずの診療所に、靖子と同い年くらいの女の子が現れる。 名前を聞いたが、「ふふっ・・・教えないよ。キミが驚くから」と言った。 心臓の病気を患っているが、最後まで良く分からなかったらしい。 「ねえ、君は悲しいこと平気かな・・・」 ボクは彼女を「座敷童子みたい」「ふわふわしていて空気みたい」と評す。 夕方以外の時間帯にはなぜかおらず、じいちゃに聞いても「あそこは長い間昼寝以外では使われていない」 と言われる。 彼女と仲良くなっていると、肩叩きを頼まれるので、してあげる。 彼女はお駄賃として50円玉をくれるが、それはボクが生まれる前に使われていた古い硬貨だった。 538 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 17 ID rRhkpP1F0 洋は靖子の事を気にしてはいるものの、小学校に上がってから疎遠になってしまったため、 会うのが気まずいらしい。「勇気がないんだ」と冷やかすボク。 ムッとした洋は、今夜、靖子に会いに行くという。もちろん、ボクを引き連れて。 洋と一緒に靖子の部屋に訪れると、彼女は驚愕し、動揺を隠せない様子だった。 2人が疎遠になったきっかけは、靖子が小学校に上がったからだった。 靖子と洋はお互いに、一緒に小学校に上がるものだと思っていたが、実は靖子が1つ年上だったのだ。 小学校へは船で通うため、洋はそれからずっと一人ぼっちになってしまった。 一方、靖子は学校で出来た、それも初めての女の子の友達に浮き足立ってしまい、 翌年、やたら無口な洋が船に乗ってくるまで彼の事を忘れてしまっていたことを謝罪する。 一度話し始めると、ぎこちないながらも昔を思い出し、打ち解けることが出来た。 別れ際、洋は「さよならの時に使う決まり文句があったと思うんだけど?」と言う。 靖子は「もう、覚えてないよぉ!」と笑い飛ばす。 それからは、受験を控えている洋の元に靖子が押しかけ、ほぼ毎日家庭教師をするようになる。 洋は国語、社会、英語は目も当てられないが、数学と理科は天才的らしい。 靖子は、受験のときのおまじないを洋に教える。 「私みたいな根暗な天邪鬼は、おまじないも否定して唱えるの。 “受かる、受かる・・・”じゃなくて、“落ちない、落ちないって・・・”」 539 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 53 ID rRhkpP1F0 民宿に、新しいお客さんが来た。何でも、靖子と光の母親だという。名前は静江。 「どうして靖子おねえちゃんの家に行かないの?」と問うボクに、彼女は笑ってこう答えた。 「私ね、靖子ちゃんに嫌われてるの」 彼女は夫(靖子と光の父親)の墓参りのために、富海に帰ってきたのだという。 娘の靖子もまたこう言った。 「私、お母さんと仲・・・悪いんだ」 静江は東京に帰る前に、ボクに少しずつ話を始めた。 靖子たちの父と喧嘩して、家を飛び出したこと。 その時に、家族に無断で家の鍵を東京に持って行ってしまったこと。 その後、喧嘩別れしたまま夫と死に別れてしまったこと。 悲しい気持ちで海を見ていたら、海の遠くに稲光が見え、その幻想的な風景を忘れられないこと。 交通遺児の奨学金団体に勤めているが、自分の子供を不幸にしてしまっている、 「ちょっと悪い正義の味方」であること。 そして、いい人に会うためには、自分もいい人でなければならないこと、を。 (ちなみに、静江がいる間のある日に光と話すと、「お母さん(静江)の東京にいる家族と住んでみたい」 と言っているので、向こうで再婚しているようです) ただ1人、静江を見送るボク。 静江が使っていた部屋に入ると、テーブルの上に鍵が置いてあった。 靖子に見せると大きなショックを受けた様子で、「お母さん・・・お母さん!」と叫び、道路に座り込んでしまった。 鍵の正体は、相楽家の懸案事項であった、靖子の部屋とリビングを繋ぐものだった。 (それまではリビングへは道路から、靖子の部屋へは庭に回りこまなくては入れなかった) 静江は何を考えてその鍵を持ち出し、そしてどんな気持ちで今日、それを返したのだろう。 靖子はどんな気持ちで、母がいる東京の高校への進学を望んだのだろう。 診療所には、あの色白の女の子と、じいちゃがいた。 「靖成は元気か?」 「ええ。相変わらず、毎晩星を見ていますわ」 お互い、懐かしそうに話している。 まるで、昔からの知り合い、いや、恋人のように・・・。 それからというもの、じいちゃはみるみる元気になった。 540 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 37 41 ID rRhkpP1F0 おじちゃんは昔、大工をやっていたが、 高いところが苦手だったために辞めてしまったらしい。 タケシは将来、学校の先生になりたいらしい。 きっかけは、体育の先生が、鉄棒が苦手な女子生徒のために、鉄棒のテストの際、 彼女が得意なピアノを弾かせて合格にした(こじつけると、指を使うから)、というエピードかららしい。 船頭さんは、看護婦の凪咲を花火に誘ったが、 「船長さんの好意にはお応えできないんです」と謝られてしまう。 洋にバルブを3つ渡すと、靖子と仲直りさせてくれたお礼に、とロケットに名前を書かせてくれる。 テレビのニュースで、金塊強盗事件が、8月29日で時効になることを告げていた。 また民宿にお客さんが来た。今度は無口な、谷口というおじさん。 少し寂しげで無愛想だけど、悪い人ではなさそうだ。 昔、潜水夫をやっていたらしい。 その日、芳花がどこかに電話をしていた。 靖子の部屋はプラネタリウムのようになっているが、それは元々父親の部屋で、 家族の反対を押し切って改築したものらしい。 「うちはあまり裕福じゃないのに、お金の当てでもあったのかなあ・・・?」 と首を傾げる靖子。そして、こう続けた。 「そういえば、お父さん、海ですごいものを見付けたって言ってたっけ」 541 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 14 ID rRhkpP1F0 ボクは奥沢で、オオカミじじいと呼ばれる人物と会う。 彼はあのロケット少年、洋の父親だという。 今は炭焼き職人として生活しているが、嘗てはオオカミを追いかけていたので、 こんなあだ名で呼ばれているらしい。 (子供たちの間では、狼と素手での格闘の末に殺し、食べてしまった人物として恐れられている) 地震によって洞窟の入り口を塞いでいた岩が崩れ、入れるようになっていた。 中にあるのは深い縦穴・・・。好奇心旺盛なタケシとシゲルの兄弟は、真っ先に見に来ていた。 タケシは「男は度胸だぜ!」と震える声で穴に入る決意をしていた。 夕食の時間になると、シゲルが「お母ちゃん!」と泣きながら走って帰ってきた。 「お兄ちゃんが、穴に落ちちゃった!!」 ロープを吊るし、おじちゃんがタケシを救出。幸いにも、怪我は足の捻挫くらいだった。 おばちゃんは泣きながら、無茶をしたタケシを叱った。 この事件の後、おじちゃんは必死だったせいか、高所恐怖症を克服したようだ。 (おじちゃんが大工を辞めたのは、この高所恐怖症が原因だった。民宿2階の渡り廊下でさえ怖かったらしい) ボクがこっそりこの穴の中に降りてみると、お菓子の空き箱だろうか。四角い缶があった。 中を開けてみると、金色に輝く板がいくつも出てきた・・・。 虫相撲でタケシの秘密兵器に勝ったボク。 仲間として正式に認められ、トッテン山の入り口を教えてもらった。 これでタケシとシゲルと親友になれたのだ。 542 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 58 ID rRhkpP1F0 またまた新しいお客さんが来た。 ・・・と言いたいところだが、あいにく部屋は満室(サイモン、芳花、谷口の3部屋)なので、 浜辺でテントを張ることにしたようだ。 話してみると、芳花の知り合いだという。しかも、片想いの芳花を追って来たとか何とか・・・。 仕事は公務員で、「人の役に立つ仕事」。こればっかりは自信があるらしい。 名前は保田。メガネの、真面目そうな男の人だ。 谷口は何か探し物をしに富海に来たらしい。 海の中にあるものなのか、何度も潜っては「無いなあ」とため息をついている。 芳花の部屋に、谷口の写真が置いてあった。 ボクは、芳花が谷口を好きなのではないかと推測する。 オオカミじじいと親しくなっていると、狼の話をしてくれる。 本当に狼と格闘したらしく、あわやという時に崖に投げ飛ばした。 慌てて見に行ったが、どこを探してもその狼の死体は見つからなかったという。 それ以来、空しくなって彼は狼を探すのをやめたのだった。 彼が行き着いた結論は、「狼はそこらじゅうにたくさんいるが、人間と住んでいる次元が違うので、 人間の目で見ることはできない。狼の遠吠えは、彼らの次元に迷い込んだ人間を、元の次元に返すための ものだ」というものだった。 (ちなみに、靖子たちの家で飼われている犬が教えてくれる隠しマップにて、イヌ科の動物の古い死骸を 見つけるイベントがあるが、それがその時の狼なのか、ただの野犬なのかは不明) 夕方、診療所にあの色白の女の子が来ていた。 「君にとって、とても辛い事が起こるけど、みーんないずれ幸せになる。きっと大丈夫だよ」 そう言うと彼女は・・・ ボクの目の前で消えてしまった。 (ちなみにボクくんは驚く様子もなく無反応) 543 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 39 37 ID rRhkpP1F0 みんなで花火をしたり、釣りをしたり、洋のロケットがまた失敗したり・・・と、 のんびり楽しく残りの夏休みを過ごすボク。 ある日、朝から芳花と保田が、谷口を探していた。 息を切らせているところを見ると、急ぎの用なのだろうか? 夕方、船着場では、芳花と保田に連れられて、項垂れる谷口の姿があった。 「おじちゃん、どうしたの?」 そんなボクの問いに答えてくれる大人は、誰もいなかった・・・。 芳花と保田、谷口は何も告げずに、民宿を後にした。 谷口は金塊強盗の犯人の1人だった。 時効直前に、警察である芳花と保田によって捕らわれてしまったのだ。 (これは物語中にははっきりと語られないので、あくまで憶測ですが、 谷口は母親の手術費のため(?)に金塊を取りに来ましたが、靖子の父がその金塊を見つけ、 彼によって隠し場所を変えられてしまったようです) (あと、超蛇足ですが、谷口を探す保田に、「1号室の男を見なかったか?」と聞かれます。 しかし、谷口は3号室の客であり、1号室を使っているのはサイモンです。 芳花はちゃんと「3号室の・・・」と言うので、制作側の間違いなのか何なのかは不明です) 洋は未だに「さよならの時に使う決まり文句」を思い出せないでいた。 そろそろ夏休みも終わりという頃、凪咲とサイモンが訪ねてくる。 驚く全員の前で、2人は結婚するという報告をした。 その直後、ボクのお父さんから電話が来た。 ボクの弟が、とうとう生まれたのだという知らせだった。 544 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 40 28 ID rRhkpP1F0 芳花が帰ってきた。自分が警察であることを黙っていたことで、結果的に民宿のみんなを 騙した形になってしまった事を謝罪するために。 ついでに、今回の件で夏休みが貰えたため、せっかくなので気に入ってしまった富海に来たらしい。 (ちなみに、ボクはまだ芳花を女子大生だと思い込んでいます) 夕食時に、タケシがおじちゃんに「大工の仕事に戻りたいんだろ?」と言う。 おじちゃんは肯定し、まだ動ける自信もあったが、給金が駆け出しの連中と同じになってしまうため、 食べていけなくなるのを心配している。 タケシは、「この民宿をオレにくれよ」と言う。 タケシが高校を出るまでの7年間だけ民宿を続けて欲しい、と。 あとはおじちゃんが大工に戻ろうがなんだろうが、関係ない、とも。 靖子もボクも、翌日には帰ってしまうということで、浜辺でお別れパーティをすることになった。 パーティに行く直前、タケシとボクは夏の間のお礼を言い、無言で握手をした。 船頭さんも誘ったが、彼は断った。サイモンと凪咲が参加するので、遠慮したのだろう。 光はボクの家に遊びに来る気満々のようだ。 ふと、洋が「さよならの時に使う決まり文句」を思い出す。 それは特別な言葉ではなく、「ま・た・あ・し・た」というものだった。 一緒に遊んだ後の、別れの挨拶代わりのその言葉が、洋はとても嬉しかったという。 明日には帰らなくてはならない。靖子は膝を抱えてうつむいた。 最後に、芳花がギターを弾きながら短い歌を歌ってくれた。 みんなに見送られ、靖子とボクは船で帰っていく。 寂しい気持ちで港を後にする2人の背後から、ロケットが打ち上がった。 洋が見送り代わりに打ち上げてくれたのだ。 不安定な軌道を見、靖子は「落ちない、落ちない・・・」とおまじないを唱える。 ロケットは、雲を突き抜けた。 靖子とボクは抱き合って喜び、見えなくなるまでそれを眺めていた。 545 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 41 54 ID rRhkpP1F0 エンディング ●ベスト・・・月に“ボク”と書かれたロケットが落ちている。 ●ノーマル・・・マリンランナー号(船頭さんの運転する船)のアナウンスが流れる。 ●バッド・・・何も無かった夏休み。 補足 ※エンディングは、「洋に渡したロケットのバルブ」「イベント」の数によって変化します。 3つ渡した→ベスト、3つ未満渡したor渡していない→ノーマル、イベントを全く起こさない→バッド ※夕方の診療所の入院患者は、じいちゃの奥さん(靖子たちの祖母)です。 断言されてはいませんが、いつも窓の外を見て何を考えているのかの問いに 「家のこと」と答えたこと(窓の外には靖子たちの家が見える)や、庭のミカンの木の話、 じいちゃとの会話からそう考えて間違いではないでしょう。 ※靖子と洋のイベントは、ほとんどボクがいることで進展しますが、関わらなくても勝手に進みます。 (墓場の洋を無視しても、民宿に牛乳を買いに来るイベントが発生して顔見知りになるし、 靖子と洋を会わせなくても、いつの間にか仲直りします) ※ストーリー内ではサイモンにほとんど触れていませんが、実際は色々な小イベントに関わります。 上記で「看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい」とありますが、サイモンも「日曜日にデートなんだ」 と言う日があります。上記では敢えて書きませんでした。 船頭さんと昼食の話で喧嘩になったり、芳花とちょっと電波な会話をすることもあります。 ※靖子の部屋にある絵は、絵描きだった靖子の父親が描いた物で、金塊の隠し場所のヒントになっています。 ※書いていませんが、前作にも登場したお坊さん(同一人物かは不明)が出ます。 ※ちなみに、洋の声は前作のボクくんです(前作にも出ている声優は何人かいますが、特筆すべきはこれでしょう)。
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ぼくのなつやすみ2 Part23-103,105,107,270 part39-536~545 103 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 27 51ID OXb1LVni 人物紹介 ボク・・・主人公。好奇心旺盛な小学3年生。超人的な身体能力を持つ。 荒瀬家の人々 おじちゃん・・・民宿茜ハウスを経営。大らかな性格。昔は大工だったらしい。 おばちゃん・・・ボクの父親の妹にあたる。明るく活発な性格。 タケシ・・・小学5年生。頼れるアニキ。 シゲル・・・小学2年生。いくじなしだが頭の回転は早い。 相楽家の人々 靖子・・・高校1年生。春から東京の高校へ進学し一人暮らし。母親と不仲。 光・・・小学2年生。占い好きな元気でちょっとへそ曲がりな少女。 じいちゃん・・・富海の診療所の医者。妻と息子は既に他界。 その他 洋・・・中学3年生。ロケットを作り、打ち上げ実験をしている。 サイモン・・・茜ハウスに長伯しているカメラマン。日本語が上手。 女子大生・・・富海に遊びに来た女子大生・・・? 凪咲・・・診療所の看護婦。 船頭さん・・・潮館汽船マリンランナー号の運転手。 静江・・・離婚して家を出た相楽家の母。 入院患者・・・お盆の数日間、診療所に入院している少女。何故か夕方しか会えない。 谷口・・・無口な元潜水夫。富海の海底で探し物をしているらしい。 保田・・・夏の終わりに富海にやってきた謎の人。 オオカミじじい・・・炭焼き職人。洋の父。昔、絶滅したオオカミを探していたらしい。 ※ぼくのなつやすみのボクくんと、2のボクくんは別人です。 105 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 30 21ID OXb1LVni 昭和58年8月1日 主人公のボクは母親が臨月のため、8月の間富海で民宿を営む叔父の家に預けられることになった。 富海へ向かう船の中で、もう一人の乗客のお姉ちゃんがボクに話しかけてきた。 お姉ちゃん-靖子はこの春から東京の高校へ進学し、今日富海に帰ってきたそうだ。 港へ着くと、おばちゃんたちがボクを出迎えてくれた。会うのはかなり久しぶりだ。 サイモンに記念写真を撮ってもらい、茜ハウスへと向かった。 案内された部屋は物置として使われていたらしく、布団がたくさん積まれていた。 夕飯までまだ少し時間があったので、外を探検してみたら 家の近くの小川にタケシとシゲルが立っていた。 どうやら獲物のザリガニを探しているようだ。 川の近くには廃屋があり、中にはすっごいエッチな本も・・・。 夕飯の時間になり、おじちゃんが迎えにきた。ご飯はいつも海の家で食べているそうだ。 ご飯を食べ終わり自由研究の話になったが、予定していた家の前の交通量の調査は 富海では出来ないらしい。というのも車が全く走っていないから・・・ 自由研究は結局昆虫採集をすることになった。タケシたちは朝顔を育てるらしく、 ボクも参加して誰の朝顔が一番早く咲くか競争することになった。 咲いた朝顔はカメラマンのサイモンが写真に撮ってくれるらしい。 部屋に戻ると机の上にプラモデルの箱が置かれており、中には何故か昆虫採集セットが入っていた。 今日あった出来事を絵日記に書き就寝。 107 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04 32 38ID OXb1LVni 8月2日 朝食の時間になっても、タケシとシゲルがいない。 おじちゃんとおばちゃんの話によると、近所の中学生の作ったロケットを見に行っているそうだ。 おじちゃんは危ないからと心配しているが、おばちゃんは応援しているようだ。 結局ロケットは打ち上げに失敗して墜落したらしい。 朝食後に靖子姉ちゃんがアイスを買いに来た。後で公園の坂の上にある靖子姉ちゃんの家に行くことになった。 お姉ちゃんの家はお父さんとお母さんがいない家で、おじいちゃんと暮らしているらしい。 お姉ちゃんの部屋は鍵が掛かっていて、鍵はお母さんが持っていったので玄関からは入れないらしい。 お姉ちゃんにいつでも自由に部屋に出入りする許可をもらった。 坂を更に上ると診療所があり、中にはおじいちゃんと看護婦のお姉さんがいた。 この診療所はかなり暇だそうだから、毎日遊びに行くことにした。 おじいちゃんに肩叩きをしてあげたら、お駄賃を10円もらった。 その後は森を探検。そして木の上に秘密基地を発見。タケシとシゲルの基地だそうだ。 ここで虫相撲をして遊んでいるらしい。ボクも今日から虫相撲に参戦。 カブトやクワガタのいそうな木に砂糖水を塗ったり、蹴飛ばしたりすることで捕まえられるそうだ。 夕方、船着場で船頭さんと看護婦のお姉さんが話をしていた。 船頭さんはどうやらお姉さんのことが好きらしい。 夜、お姉ちゃんの部屋を訪ねると、お姉ちゃんは音楽を聴いていた。 これはお姉ちゃんのお父さんが趣味で集めていたレコードの中でも 特にお姉ちゃんのお気に入りの曲だそうだ。 ちなみに、お姉ちゃんのお父さんは絵描きをしていたんだとか。 270 :ぼくなつ2:2006/06/28(水) 05 21 58 ID VXWyFNbo 8月3日 今日は虫を捕まえたり、じいちゃんの肩叩きをして過ごした。 夕食のとき、昨日のロケットの話が出た。 どうやらロケットの部品が見つからなくて、困っているらしい。 そういえばここの海ではクラゲを見かけないと話したら おじちゃんが潮の関係であまりクラゲは出ないと教えてくれた。 クラゲは怖いけど、かわいいと思うのはボクだけ? その夜クラゲの夢を見た。 8月4日 朝食後、光がアイスを買いに来た。 光はシゲルによくイジワルされるらしい。何故だろう? 今日は靖子姉ちゃんと富海を探検。 おみくじ地蔵や、お墓の3秒ルールを教えてもらった。 その後お姉ちゃんの幼馴染の家へ行った。 お姉ちゃんはひたすら嫌がってたけど、留守だったみたい。 その子とは歳が1つ離れてたから、お姉ちゃんが小学校に上がってからは 全然遊ばなくなっちゃったらしい。仲直りすればいいのに。 夜、診療所へホタルを見に行った。川の近くをホタルが何匹も舞っていた。 536 :ゲーム好き名無しさん:2008/07/07(月) 14 34 37 ID rRhkpP1F0 お待たせしました。予約していた「ぼくのなつやすみ2」のストーリーを投下します ゲーム中の行動によりストーリー内容が変わるので、前後している部分があります wikiの続きから始まっていますが、日記形式ではなくなってしまいます。ご了承ください 537 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 35 34 ID rRhkpP1F0 靖子と幼馴染の家に遊びに行った翌日、墓場に行くと中学生くらいの少年が探し物をしていた。 どうやら、ロケットを探しているらしい。 そう。彼こそがロケット少年として富海を騒がせている人物であり、靖子の幼馴染、洋だったのだ。 民宿に女のお客さんが来たが、誰もいなかったためにボクが応対。 「あんた何者?」と問うボクに、「自分から名乗りなさいよ、小学生」という 前作プレイ者をニヤリとさせるやりとりをし、ボクが「お姉ちゃんは・・・大学生?」と聞く。 女のお客はそれを否定も肯定もせず、おばちゃんに挨拶するために正面玄関へと向かった。 その途中、彼女は「私の名前、芳花っていうんだ。よろしくね!」と名乗った。 彼女は「来るのかどうか分からない誰か」を待っているらしい。 靖子たちのじいちゃが元気無いらしい。看護婦の凪咲も孫たちも、おばちゃんも心配している。 じいちゃはこの頃、奥さん(靖子たちの祖母)の夢をよく見るという。 ボクは呑気に「拾った物でも食べたのかな」なんて日記に書いている。 光に富海を案内してもらったら、なぜかシゲルが不機嫌そうにしていた。 看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい。 それを船頭さんに言うと、黙り込んでしまった。 夕方になると、誰も入院していないはずの診療所に、靖子と同い年くらいの女の子が現れる。 名前を聞いたが、「ふふっ・・・教えないよ。キミが驚くから」と言った。 心臓の病気を患っているが、最後まで良く分からなかったらしい。 「ねえ、君は悲しいこと平気かな・・・」 ボクは彼女を「座敷童子みたい」「ふわふわしていて空気みたい」と評す。 夕方以外の時間帯にはなぜかおらず、じいちゃに聞いても「あそこは長い間昼寝以外では使われていない」 と言われる。 彼女と仲良くなっていると、肩叩きを頼まれるので、してあげる。 彼女はお駄賃として50円玉をくれるが、それはボクが生まれる前に使われていた古い硬貨だった。 538 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 17 ID rRhkpP1F0 洋は靖子の事を気にしてはいるものの、小学校に上がってから疎遠になってしまったため、 会うのが気まずいらしい。「勇気がないんだ」と冷やかすボク。 ムッとした洋は、今夜、靖子に会いに行くという。もちろん、ボクを引き連れて。 洋と一緒に靖子の部屋に訪れると、彼女は驚愕し、動揺を隠せない様子だった。 2人が疎遠になったきっかけは、靖子が小学校に上がったからだった。 靖子と洋はお互いに、一緒に小学校に上がるものだと思っていたが、実は靖子が1つ年上だったのだ。 小学校へは船で通うため、洋はそれからずっと一人ぼっちになってしまった。 一方、靖子は学校で出来た、それも初めての女の子の友達に浮き足立ってしまい、 翌年、やたら無口な洋が船に乗ってくるまで彼の事を忘れてしまっていたことを謝罪する。 一度話し始めると、ぎこちないながらも昔を思い出し、打ち解けることが出来た。 別れ際、洋は「さよならの時に使う決まり文句があったと思うんだけど?」と言う。 靖子は「もう、覚えてないよぉ!」と笑い飛ばす。 それからは、受験を控えている洋の元に靖子が押しかけ、ほぼ毎日家庭教師をするようになる。 洋は国語、社会、英語は目も当てられないが、数学と理科は天才的らしい。 靖子は、受験のときのおまじないを洋に教える。 「私みたいな根暗な天邪鬼は、おまじないも否定して唱えるの。 “受かる、受かる・・・”じゃなくて、“落ちない、落ちないって・・・”」 539 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 36 53 ID rRhkpP1F0 民宿に、新しいお客さんが来た。何でも、靖子と光の母親だという。名前は静江。 「どうして靖子おねえちゃんの家に行かないの?」と問うボクに、彼女は笑ってこう答えた。 「私ね、靖子ちゃんに嫌われてるの」 彼女は夫(靖子と光の父親)の墓参りのために、富海に帰ってきたのだという。 娘の靖子もまたこう言った。 「私、お母さんと仲・・・悪いんだ」 静江は東京に帰る前に、ボクに少しずつ話を始めた。 靖子たちの父と喧嘩して、家を飛び出したこと。 その時に、家族に無断で家の鍵を東京に持って行ってしまったこと。 その後、喧嘩別れしたまま夫と死に別れてしまったこと。 悲しい気持ちで海を見ていたら、海の遠くに稲光が見え、その幻想的な風景を忘れられないこと。 交通遺児の奨学金団体に勤めているが、自分の子供を不幸にしてしまっている、 「ちょっと悪い正義の味方」であること。 そして、いい人に会うためには、自分もいい人でなければならないこと、を。 (ちなみに、静江がいる間のある日に光と話すと、「お母さん(静江)の東京にいる家族と住んでみたい」 と言っているので、向こうで再婚しているようです) ただ1人、静江を見送るボク。 静江が使っていた部屋に入ると、テーブルの上に鍵が置いてあった。 靖子に見せると大きなショックを受けた様子で、「お母さん・・・お母さん!」と叫び、道路に座り込んでしまった。 鍵の正体は、相楽家の懸案事項であった、靖子の部屋とリビングを繋ぐものだった。 (それまではリビングへは道路から、靖子の部屋へは庭に回りこまなくては入れなかった) 静江は何を考えてその鍵を持ち出し、そしてどんな気持ちで今日、それを返したのだろう。 靖子はどんな気持ちで、母がいる東京の高校への進学を望んだのだろう。 診療所には、あの色白の女の子と、じいちゃがいた。 「靖成は元気か?」 「ええ。相変わらず、毎晩星を見ていますわ」 お互い、懐かしそうに話している。 まるで、昔からの知り合い、いや、恋人のように・・・。 それからというもの、じいちゃはみるみる元気になった。 540 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 37 41 ID rRhkpP1F0 おじちゃんは昔、大工をやっていたが、 高いところが苦手だったために辞めてしまったらしい。 タケシは将来、学校の先生になりたいらしい。 きっかけは、体育の先生が、鉄棒が苦手な女子生徒のために、鉄棒のテストの際、 彼女が得意なピアノを弾かせて合格にした(こじつけると、指を使うから)、というエピードかららしい。 船頭さんは、看護婦の凪咲を花火に誘ったが、 「船長さんの好意にはお応えできないんです」と謝られてしまう。 洋にバルブを3つ渡すと、靖子と仲直りさせてくれたお礼に、とロケットに名前を書かせてくれる。 テレビのニュースで、金塊強盗事件が、8月29日で時効になることを告げていた。 また民宿にお客さんが来た。今度は無口な、谷口というおじさん。 少し寂しげで無愛想だけど、悪い人ではなさそうだ。 昔、潜水夫をやっていたらしい。 その日、芳花がどこかに電話をしていた。 靖子の部屋はプラネタリウムのようになっているが、それは元々父親の部屋で、 家族の反対を押し切って改築したものらしい。 「うちはあまり裕福じゃないのに、お金の当てでもあったのかなあ・・・?」 と首を傾げる靖子。そして、こう続けた。 「そういえば、お父さん、海ですごいものを見付けたって言ってたっけ」 541 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 14 ID rRhkpP1F0 ボクは奥沢で、オオカミじじいと呼ばれる人物と会う。 彼はあのロケット少年、洋の父親だという。 今は炭焼き職人として生活しているが、嘗てはオオカミを追いかけていたので、 こんなあだ名で呼ばれているらしい。 (子供たちの間では、狼と素手での格闘の末に殺し、食べてしまった人物として恐れられている) 地震によって洞窟の入り口を塞いでいた岩が崩れ、入れるようになっていた。 中にあるのは深い縦穴・・・。好奇心旺盛なタケシとシゲルの兄弟は、真っ先に見に来ていた。 タケシは「男は度胸だぜ!」と震える声で穴に入る決意をしていた。 夕食の時間になると、シゲルが「お母ちゃん!」と泣きながら走って帰ってきた。 「お兄ちゃんが、穴に落ちちゃった!!」 ロープを吊るし、おじちゃんがタケシを救出。幸いにも、怪我は足の捻挫くらいだった。 おばちゃんは泣きながら、無茶をしたタケシを叱った。 この事件の後、おじちゃんは必死だったせいか、高所恐怖症を克服したようだ。 (おじちゃんが大工を辞めたのは、この高所恐怖症が原因だった。民宿2階の渡り廊下でさえ怖かったらしい) ボクがこっそりこの穴の中に降りてみると、お菓子の空き箱だろうか。四角い缶があった。 中を開けてみると、金色に輝く板がいくつも出てきた・・・。 虫相撲でタケシの秘密兵器に勝ったボク。 仲間として正式に認められ、トッテン山の入り口を教えてもらった。 これでタケシとシゲルと親友になれたのだ。 542 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 38 58 ID rRhkpP1F0 またまた新しいお客さんが来た。 ・・・と言いたいところだが、あいにく部屋は満室(サイモン、芳花、谷口の3部屋)なので、 浜辺でテントを張ることにしたようだ。 話してみると、芳花の知り合いだという。しかも、片想いの芳花を追って来たとか何とか・・・。 仕事は公務員で、「人の役に立つ仕事」。こればっかりは自信があるらしい。 名前は保田。メガネの、真面目そうな男の人だ。 谷口は何か探し物をしに富海に来たらしい。 海の中にあるものなのか、何度も潜っては「無いなあ」とため息をついている。 芳花の部屋に、谷口の写真が置いてあった。 ボクは、芳花が谷口を好きなのではないかと推測する。 オオカミじじいと親しくなっていると、狼の話をしてくれる。 本当に狼と格闘したらしく、あわやという時に崖に投げ飛ばした。 慌てて見に行ったが、どこを探してもその狼の死体は見つからなかったという。 それ以来、空しくなって彼は狼を探すのをやめたのだった。 彼が行き着いた結論は、「狼はそこらじゅうにたくさんいるが、人間と住んでいる次元が違うので、 人間の目で見ることはできない。狼の遠吠えは、彼らの次元に迷い込んだ人間を、元の次元に返すための ものだ」というものだった。 (ちなみに、靖子たちの家で飼われている犬が教えてくれる隠しマップにて、イヌ科の動物の古い死骸を 見つけるイベントがあるが、それがその時の狼なのか、ただの野犬なのかは不明) 夕方、診療所にあの色白の女の子が来ていた。 「君にとって、とても辛い事が起こるけど、みーんないずれ幸せになる。きっと大丈夫だよ」 そう言うと彼女は・・・ ボクの目の前で消えてしまった。 (ちなみにボクくんは驚く様子もなく無反応) 543 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 39 37 ID rRhkpP1F0 みんなで花火をしたり、釣りをしたり、洋のロケットがまた失敗したり・・・と、 のんびり楽しく残りの夏休みを過ごすボク。 ある日、朝から芳花と保田が、谷口を探していた。 息を切らせているところを見ると、急ぎの用なのだろうか? 夕方、船着場では、芳花と保田に連れられて、項垂れる谷口の姿があった。 「おじちゃん、どうしたの?」 そんなボクの問いに答えてくれる大人は、誰もいなかった・・・。 芳花と保田、谷口は何も告げずに、民宿を後にした。 谷口は金塊強盗の犯人の1人だった。 時効直前に、警察である芳花と保田によって捕らわれてしまったのだ。 (これは物語中にははっきりと語られないので、あくまで憶測ですが、 谷口は母親の手術費のため(?)に金塊を取りに来ましたが、靖子の父がその金塊を見つけ、 彼によって隠し場所を変えられてしまったようです) (あと、超蛇足ですが、谷口を探す保田に、「1号室の男を見なかったか?」と聞かれます。 しかし、谷口は3号室の客であり、1号室を使っているのはサイモンです。 芳花はちゃんと「3号室の・・・」と言うので、制作側の間違いなのか何なのかは不明です) 洋は未だに「さよならの時に使う決まり文句」を思い出せないでいた。 そろそろ夏休みも終わりという頃、凪咲とサイモンが訪ねてくる。 驚く全員の前で、2人は結婚するという報告をした。 その直後、ボクのお父さんから電話が来た。 ボクの弟が、とうとう生まれたのだという知らせだった。 544 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 40 28 ID rRhkpP1F0 芳花が帰ってきた。自分が警察であることを黙っていたことで、結果的に民宿のみんなを 騙した形になってしまった事を謝罪するために。 ついでに、今回の件で夏休みが貰えたため、せっかくなので気に入ってしまった富海に来たらしい。 (ちなみに、ボクはまだ芳花を女子大生だと思い込んでいます) 夕食時に、タケシがおじちゃんに「大工の仕事に戻りたいんだろ?」と言う。 おじちゃんは肯定し、まだ動ける自信もあったが、給金が駆け出しの連中と同じになってしまうため、 食べていけなくなるのを心配している。 タケシは、「この民宿をオレにくれよ」と言う。 タケシが高校を出るまでの7年間だけ民宿を続けて欲しい、と。 あとはおじちゃんが大工に戻ろうがなんだろうが、関係ない、とも。 靖子もボクも、翌日には帰ってしまうということで、浜辺でお別れパーティをすることになった。 パーティに行く直前、タケシとボクは夏の間のお礼を言い、無言で握手をした。 船頭さんも誘ったが、彼は断った。サイモンと凪咲が参加するので、遠慮したのだろう。 光はボクの家に遊びに来る気満々のようだ。 ふと、洋が「さよならの時に使う決まり文句」を思い出す。 それは特別な言葉ではなく、「ま・た・あ・し・た」というものだった。 一緒に遊んだ後の、別れの挨拶代わりのその言葉が、洋はとても嬉しかったという。 明日には帰らなくてはならない。靖子は膝を抱えてうつむいた。 最後に、芳花がギターを弾きながら短い歌を歌ってくれた。 みんなに見送られ、靖子とボクは船で帰っていく。 寂しい気持ちで港を後にする2人の背後から、ロケットが打ち上がった。 洋が見送り代わりに打ち上げてくれたのだ。 不安定な軌道を見、靖子は「落ちない、落ちない・・・」とおまじないを唱える。 ロケットは、雲を突き抜けた。 靖子とボクは抱き合って喜び、見えなくなるまでそれを眺めていた。 545 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14 41 54 ID rRhkpP1F0 エンディング ●ベスト・・・月に“ボク”と書かれたロケットが落ちている。 ●ノーマル・・・マリンランナー号(船頭さんの運転する船)のアナウンスが流れる。 ●バッド・・・何も無かった夏休み。 補足 ※エンディングは、「洋に渡したロケットのバルブ」「イベント」の数によって変化します。 3つ渡した→ベスト、3つ未満渡したor渡していない→ノーマル、イベントを全く起こさない→バッド ※夕方の診療所の入院患者は、じいちゃの奥さん(靖子たちの祖母)です。 断言されてはいませんが、いつも窓の外を見て何を考えているのかの問いに 「家のこと」と答えたこと(窓の外には靖子たちの家が見える)や、庭のミカンの木の話、 じいちゃとの会話からそう考えて間違いではないでしょう。 ※靖子と洋のイベントは、ほとんどボクがいることで進展しますが、関わらなくても勝手に進みます。 (墓場の洋を無視しても、民宿に牛乳を買いに来るイベントが発生して顔見知りになるし、 靖子と洋を会わせなくても、いつの間にか仲直りします) ※ストーリー内ではサイモンにほとんど触れていませんが、実際は色々な小イベントに関わります。 上記で「看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい」とありますが、サイモンも「日曜日にデートなんだ」 と言う日があります。上記では敢えて書きませんでした。 船頭さんと昼食の話で喧嘩になったり、芳花とちょっと電波な会話をすることもあります。 ※靖子の部屋にある絵は、絵描きだった靖子の父親が描いた物で、金塊の隠し場所のヒントになっています。 ※書いていませんが、前作にも登場したお坊さん(同一人物かは不明)が出ます。 ※ちなみに、洋の声は前作のボクくんです(前作にも出ている声優は何人かいますが、特筆すべきはこれでしょう)。
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ぼくのなつやすみ(夏) 実況プレイ 2010年08月02日~2010年12月31日(全39パート) 【ニコニコ動画】 ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原 2007年7月5日発売 ソニー・コンピュータエンタテインメント なつやすみアドベンチャー 1975年の北海道、架空の町「花詩」を舞台に、おじの家に預けられた「ボクくん」を操作して、広大な北国の自然の中で夏休みを楽しむゲーム。 【登場人物】 ●ボク 小学4年生。前作までと同じく母親が臨月のため、8月の間北海道のおじの家で過ごすことになった。 ●おじちゃん 本名、吉本武(よしもと たける)。32歳。前作までとは違い今回はおじちゃんがボクの父親の兄弟。吉本牧場の主人。婿養子。 ●おばちゃん 本名、吉本楓(よしもと かえで)。29歳。数学が得意で酪農経営の効率化を考えている。 ●緑 吉本家の長女。小学4年生。幼い頃から牧場の仕事を手伝ってきたからか真面目で堅物、大人びている。 ●日向 吉本家の次女。8月25日生まれで、まもなく1歳になる。 ●じいちゃん 本名、吉本正助(しょうすけ)。59歳。おばちゃんの父親で普段は農協で働いている。 ●ぱいぱい ひなたんだから許される言葉。(ぼくのなつやすみ(夏) part5)
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ぼくのなつやすみシリーズ ぼくのなつやすみ コメント ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されている、夏休みをテーマとしたアドベンチャーゲームのシリーズ。移植(リメイク)作を含めると6作が制作され、シリーズ累計100万本の売上を達成した。 ぼくのなつやすみ ピカチュウ:メガネ 声繋がり グラエナ:沙織 オオカミ娘と呼ばれていたので コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 荒らしコメ削除 -- (名無しさん) 2018-03-06 16 34 09
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ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇 ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密! 機種:PS2, PSP 作曲者:鵜飼秋子 開発元:ミレニアムキッチン 発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売年:2002年 概要 「ぼくのなつやすみ」シリーズの第2弾。 2010年にはPSPでリメイクの『ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!』が発売。 主題歌にはあの井上用水の名曲「少年時代」のカバーバージョンを使用。PSP版だとボーカルが異なる。 サントラは発売されていないが、PS2版「少年時代」のシングル盤は発売されている。 収録曲(曲名判明部分のみ) 曲名 補足 順位 少年時代 PS2版主題歌 歌:沢田知可子作詞:井上陽水 作曲:井上陽水・平井夏美 ゲームソング337位夏72位泣き曲260位 少年時代(PSP版) PSP版主題歌 歌:夏川りみ メインテーマ -アコーディオン篇3- オープニング・エンディングで使用『ぼくのなつやすみ3』でも使用された 第11回912位第12回613位第13回820位泣き曲175位 ラジオ体操 ジムノペディ第一番 靖子の家で流れるレコード曲作曲:エリック・サティー なまこの胎児 ノクチュルヌ第三番 あなたが欲しい Je te veux アルハンブラの想い出 芳花が引いてるギター曲作曲:フランシスコ・タルレガ フレールジャック 靖子が歌う子猫の歌原曲はフランス民謡 日本語詞:綾部和 12月の雨の日 芳花がギターで歌う曲原曲ははっぴいえんどの曲 作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 サウンドトラック 少年時代 ぼくのなつやすみ2・海の冒険編~テーマ曲 「少年時代」が収録 ぼくのなつやすみ3 北国篇 小さなボクの大草原 Soundtrack 「少年時代」と「メインテーマ -アコーディオン篇3-」が収録 PV(PSP)
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登録日:2020/07/28 Tue 15 23 51 更新日:2024/03/31 Sun 23 19 32NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 8月32日 PS PSP SCE きょうはなんにもないすばらしい一日だった ぼくなつ ぼくのなつやすみ キレイキレイ ゲーム ソニー ダンカン プレイステーション ボクくん ミレニアムキッチン 上田三根子 何故かなかなか立たなかった項目 名作 夏 夏休み 夏休みに立った項目 涙腺崩壊 田舎 綾部和 『ぼくのなつやすみ』は、ミレニアムキッチンが開発。ソニー・コンピュータ・エンターテインメント(SCE)から00年6月22日に発売された初代PS用アドベンチャーゲーム。 CM いるかな? ん~、出て来ないな。もっかい蹴って?何だこれ? オオクワガタだ。何かいる。トンボだ。 夏の遊びがいっぱい。 ぼくのなつやすみ あの辺のやつ(ホタル)とか獲れるんじゃない? あそぼー。 【概要】 ミレニアムキッチンが設立された年でもある、97年の暮れ頃から開発が進められ、当初は99年秋頃の発売が専門誌やPVでも予告されていたのだが、後に「夏休み商戦に合わせた方がいい」との判断から、初代PS用のソフトながら発売を間近としていた次世代プラットホームであるPS2の発売後となる、00年の初夏まで延期されることになった。(PS2がPSの互換機だったことも安心させたのかもしれない) そんな訳で、世間ではPS2の話題で持ちきりであったが口コミにより話題を集め、13万本を売り上げるヒット作となった。 キャッチコピーは「なくしたもの思い出しゲーム」。 第5回日本ゲーム大賞ニューウェーブ賞、パッケージデザイン賞受賞。 第3回文化庁メディア芸術祭展示作品。 夏休み体験アドベンチャーと銘打たれており、3Dで再現された田舎町を舞台に、都会からやって来たボクくんを動かし、過ぎし日の夏休みを追体験することを目的としている。 ……ただそれだけのゲームなのだが、プレイするだけで涙腺崩壊する大人が続出した罪深い作品である。 勿論「夏休み」を題材とするだけあって、子供がやっても楽しめる。ボクくんよろしく意味がわからない話も多いだろうが。 【その後の展開】 本作の好評からシリーズ化され、現在までにナンバリングでは『4』まで、初代と『2』のリメイクを含めると全6タイトルが発売されたが、シリーズ10周年を記念して発売されたリメイク版『2』以降は新作のリリースが途絶えてしまっている。 しかし、現在でも“大人もはまったゲーム”や“忘れ得ぬ名作”として、本シリーズを挙げる声は止んでおらず、毎年夏になると新作を望む声が聞かれる。 エロ界隈にも大きな影響を及ぼしており、特にエロ同人ゲーム界隈だとぼくなつパロは一つのジャンルと化しているほどである シリーズ累計で120万本以上を売り上げており、特に『2』は初代のヒットから宣伝にも力を入れられていたことや、新プラットホームとなったPS2の好調もあってか、シリーズ累計の過半数となる70万本以上を売り上げている。 基本的には子供の視点で自由に夏休みを満喫することを目的としているのだが、挑める“遊び”には諸々の達成要素もあり、ゲームとしてやり込める要素もある。 また、特に初代と『2』に顕著なのだが、お世話になる親戚の家や、関わりを持つことになる大人にもバックボーンとなる物語が用意されているのが特徴。 それらは、ゲーム中ではさらりと流されている部分ではあるし、ゲーム中のボクくんには幼すぎて理解しきれていないという描写となっているが、ボクくんを通してゲームに入り込んでいるプレイヤーの心を打つ程の重さを持つものも少なくなく、大人になってから改めてプレイしてみて衝撃を受けたなんて話も聞かれる程。 こうした要素については賛否もあったのか、特に大人の登場人物が多かった『2』を頂点として『3』以降は重くなり過ぎないようにされていると分析されるが、反対に物語が軽くなってしまったとの意見も出た。 シリーズを通して、原作と監督、シナリオはミレニアムキッチンの代表でもあるゲームデザイナーの綾部和が手掛けている。 また、キャラクターデザインをシリーズ通してイラストレーターの上田三根子が担当しており、彼女の描くポップなキャラクター達が見事に3Dで表現されてイキイキと動いているのも大きな売りの一つ。 この為、本作の代表的な通称(略称)としては“ぼくなつ”が無難で正統派と言えるが、上田三根子のキャラクターと言えば…ということで“キレイキレイ”なんてのもある。(*1) 【ゲームの進め方】 1975年(昭和50年)8月。 お母さんが臨月を迎えたことから、田舎に住むおば夫婦の元へと預けられたボクくんを操り、様々な田舎の夏を追体験する。 無印の舞台となるのは北関東にあると説明される“月夜野”で、群馬県みなかみ町(旧月夜野町)に同名の地名が存在しているものの、実際のモデルとなっているのは山梨県の道志村である。 ゲーム内の環境音も、デザイナーの綾部和が自ら道志村に赴き現地の音を録音したものを使用している。 本作では『昆虫採集』『魚釣り』『凧あげ』に挑むことが可能。 特に『凧あげ』は無印のみのオリジナル要素となっており、おじさんに作ってもらった凧を規定の高度まで上げることで次の凧を作ってもらえるのだが、作成には必ず2日かかるので、全種をコンプリートしてフラグを達成するまでには相応の時間を擁する。 当初は親戚の家の周辺にしか行けないのだが、プレイ次第で活動範囲を広げられ、フラグを成立させることで地元の子供達や住人達との交流も可能となる。 特に、地元の子供達の仲間となることで遊べるようになる『虫相撲』は熱く、続編以降にも引き継がれると共に、シリーズを通しての売りの一つとなっていった。 そうした数々のイベントをこなすことにより、絵日記の内容も変化する。 勿論、アグレッシブな夏休みを過ごさずに親戚の家に引きこもったままで1ヶ月を過ごすアニヲタ的なことも可能であり、そんな毎日を送っても必ずエンディングは見られる。 どんな過ごし方をしようとそれは紛れもなく夏休みであり、そして終わりがある。 エンディングは全5種類。 ゲーム中に用意された15種類の達成要素(イベント)を幾つこなせたか(クリア)によって内容が変化する訳だが、そのどれもが、その時のプレイによる“正解”である。(一応、現在(将来)のボクくん(語り部)の境遇が達成が多い程に良くなっているのだが、5種のエンディングの何れもが味わい深く、明確に甲乙は付けられないとの意見も根強い。) 本作では6時の起床(ホタルイベント除く)と22時の就寝は固定であり、一日の終わりに絵日記が書かれて翌日に進む。 続編以降では時間の進みかたを変えられるようになったが無印の時点では不可能で、しかもマップ切り替えによって20分も時間が進んでしまうので、シリーズでは最もフラグ管理が厳しい。 無印では手持ちの時計も持てないため、夕方にもなると、おじさんがいつ夕食(その日のタイムオーバー)を告げに来るのかとビクビクしたボクくんも少なくなかった筈である。 主題歌は大藤史が歌う『この広い野原いっぱい』(オリジナルは森山良子)のカヴァーで、この路線は続編以降も恒例となった。 【リメイク版】 リメイク版となる『ぼくのなつやすみポータブル ムシムシ博士とテッペン山の秘密!!』は、06年6月29日に発売。 対応ハードはPSP。 イベントが追加され、PS版よりも登場人物が増やされている。 ボクくんの声優である進藤一宏も新キャラクターの声で参加しているが、当時のボクくんの声は出せなくなっていたため、ボクくんの新規の台詞は以前に収録された未使用のものが使用されている。 この為、リメイクではボクくんの声優は進藤一宏(子役時代)となっている。 昆虫採集で捕まえられる虫の数が64種類から128種類に。 まだ採ったことのない虫が出た場合には画面中に“NEW”の文字が出るようになって解りやすくなった。(『3』からの新要素を取り入れたもの。) 『虫相撲』では“お気に入り”の虫を周回プレイで引き継ぐことが可能に。 また、アドホック通信で“お気に入り”の虫を交換可能になった。 PSPでは振動機能が無いため、釣りで魚がかかった時には“HIT”マークが出る。 【登場人物】 ボクくん 声:進藤一宏/進藤一宏(子役時代) 初代ボクくん。 お母さんが臨月を迎えたことから8月をおば夫婦の下で過ごすことになった小学3年生。9歳。 都会生まれの都会育ちながら、好奇心旺盛で田舎の自然にも物怖じせずに挑んでいく。 「絵日記」がとても子供離れした上手さ。 中の人の進藤一宏は、無印の収録当時は本当に子役(小学4年生)だった。 優しい心根の持ち主ながら、子供らしい無邪気さで空気を凍りつかせる発言をしたり、思わぬ事態を引き起こしたりといった場面もある。 本作でのキャラ造形は、続編以降のボクくんにも引き継がれていく。しかし、この頃は斧で木を斬り倒すのにも日数がかかったりとリアリティーがあって普通。 後に綾部和のTwitterにより名字が“久保田”であることが示唆されている。(クボタボクで回文となる) おじちゃん(空野優作) 声:佐々木勝彦 ボクくんがお世話になる空野家の家長で陶芸家。 陶芸の仕事の為に月夜野に移住したのだろう。 家の敷地内に工房(月夜野窯)があり、昼はそこで仕事をしている。 空野邸は一見すると単なる田舎の民家なのだが、元は明治時代に建てられた金沢の民家がそっくりと移築されたもので、そこに空野家が引っ越してきたらしい。 眼鏡をかけたインテリ風だが、優しくも逞しいお父さんである。 手先が器用で家の目の前の川にかかった橋もお手製らしいが、工房の棚だけは何度修理しても落ちてしまう(フラグ)らしい。 ボクくんにも凧や毛鉤を作ってくれたり、夕食時になると遊びに出ていたボクくんを文字通り遠くまで迎えに来る。 空野家でもスイカ等を育てているが出荷はしていない。……が、スイカ泥棒に悩まされている上に巷で味が子供達の評判になっていると聞いて困惑している場面も。 おばちゃん(空野薫) 声:一城みゆ希 ボクの父親の妹にあたり、空野家を切り盛りする才色兼備で料理上手な溌剌としたお母さん。 溌剌すぎてオリジナルの歌が飛び出すことも。大事な大事なてが~み~♪ 以前はカメラマン志望だったのか、東京でプロの助手をしていたこともあるらしく、現在でもカメラを持っては月夜野に撮影に繰り出しており、ボクくんの写真も撮ってくれる。 おじちゃんよりも若々しい印象だが、実は姉さん女房である。 夕飯前に話しかけるとメニュー当てクイズを出してくる。 萠 声:坂本真綾 空野家の長女で中学3年生。 高校受験を目前に控え、毎夜の様にクラリネットの練習に励む。 練習曲は「マイ・ボニー」だが、あるタイミングでは「ハッピーバースデートゥーユー」を演奏してくれる。 当初は姉妹の部屋に立ち入ることは出来ないのだが、あるタイミングで入ることが出来た後は勉強してたら邪魔しないことを条件に、いつでも遊びにくることを許してもらえる。 説明書では“しゅしんき(思春期)”と注意されているが、割と毒舌なボクくんのことも笑って許してくれる優しく前向きなお姉ちゃん。 だが、大事な手紙を出した後に少ししてから……。最終的にはボクくんがうらやまけしからん体験をするだけか。 詩(しらべ) 声:最上莉奈 空野家の次女で小学2年生。 ちょっと名前が難しい。 小生意気な性格で、いつも家の近くで一人で遊んでいる。 一応は年上のボクくんにも上から目線でズケズケとした物言いをするが、徐々に打ち解けてゆくことに。 夕食後はたった3つしかチャンネルのないTVにかじりついている。 体が小さいのか“チビ娘”というあだ名で呼ばれることを嫌っていて激しく怒るが、ボクくんは慣れてからは普通に使っていた。やめたれよ。 この年齢にして複雑な乙女心の持ち主でボクくんとの別れが迫った時には…。 ひまわりが好き。 ボクくんと同じく、無印の収録時には演じている最上莉奈は子役(小学2年生)であった。 ケン坊 空野家の愛犬。 ある事情からボクくんに毛をむしられることも。 ノラ 空野家で飼われている乳牛。 元は野良牛だったからノラ。 ガッツ 声:高山みなみ 小学5年生で地元のガキ大将。 空野家の畑からスイカを盗んでは秘密基地に持ち帰って食うような悪ガキだが、話の解るボクくんを気に入って即座に仲間に入れたり、皆の紹介の際にはボクくんに年下の手下(メガネ)をいじめないように釘を刺す等、根は優しい。 ファット 声:伊倉一恵 小学4年生で太っている。 みんな知っているが密かに萠ねえちゃんに憧れている。 あだ名の由来は英語を教えに来た外人の先生に「オーファット」と言われたかららしい。(?) 尚、続編にはファットに相当するキャラのみ存在しない。 メガネ 声:大谷育江 小学2年生で、悪ガキグループでは最年少ながら頭がいいと評される程。 本が好きで、周りが本を読まない為に少々肩身が狭かったが、一目でボクくんはそっち方面でも話が通じる相手だと見抜いた。 沙織/オオカミ娘 声:田中敦子 毎年、ニホンオオカミの調査の為に月夜野の森にキャンプを張りにやって来ては空野家のお風呂を借りにくる、育ちのいい美人風だけど男前な大学生。 細腕にもかかわらず、立派な機材ばかりか大量の蔵書までも山奥のテントに持ち込んでいる不思議。 オープンで気さくな性格であり、それを解っているおじちゃんやおばちゃんはボクくんにも会うように薦めてき、実際に会った後はいつでもテントに来ていいとの許しを貰える。絵日記によればお母さんには秘密にするがお父さんには自慢出来ると踏んだらしい。 『2』や『ぼくらのかぞく』にも彼女と同じ姿と性格と声をした別の人物が登場してくるが関係は不明である。 お坊さん 声:池田勝 空野家の法事の為にやって来る明るい性格のお坊さん。 “ダンケ(檀家)シェーン”という、持ちネタがある。 ボクの父 声:牛山茂 妻が臨月を迎えたため、息子(ボク)を妹(おばちゃん)の家に預ける。 エンディングでは、ボクを自動車で迎えに来る。 【リメイク版以降】 教頭せんせ/与謝野先生 声:小島敏彦 萠の中学の教頭先生で、担当は英語。 PS版では萠の会話の中でぼやかれる言及されるのみだったが、PSP版では山の中でフィールドワークに出ている彼と会話をすることが出来るようになった。 地元の出身らしく、戦争から帰って来た時に復興の為とはいえ、付近の山々が裸になるまで草木が伐採されてしまって哀しかったと話す。 現在のフィールドワークは、自然が戻ったように見えて、昔とは変わってしまった月夜野の自然の調査であるらしい。 そして、その昔に山に大事な物を隠したらしいが……? ヨシコちゃん 声:弓場沙織 萠のクラスメートで大親友。 しかし、現在はある事が気になって空野家の近くの川の橋あたりに出没しては、微妙に遠い位置から萠の様子を色んな意味で心配しており、それを機に遊びに出ていこうとしたボクくんと知り合いになる。 前向きで先走り気味で少し抜けていて落ち込みもするが、それでもへこたれない性格。損な役回りかと思いきや……。 都会に憧れており、都会出身のボクくんに様々な質問をぶつけてくる。 この時の返答はプレイヤーの自由である。 アニキくん 声:進藤一宏 中学1年位のお兄ちゃん。 空野家の近くを流れる川の先に出没し、ボクくんと顔見知りになる。 いつでも会える訳ではなく、出てこれる日が決まっているようだ。 【語り】 ナレーション/大人になったボク 声:ダンカン(たけし軍団) OPやEDで流れるゲーム中のナレーションは“大人になったボクくんの回想”という体であり、イベント内でのボクくんの心中も、同じく大人になってからの回想という形で表現される。 声優ではなく、TVタレント、俳優として活躍するダンカンの起用による“リアリティのある大人の声”は本作のコンセプトを如実に現しているとして好評であった。 【8月32日バグ】 本作が発売された後からネット環境が急速に普及していった訳だが、その中で本作を有名にしたのが8月32日バグと呼ばれるものである。 これは、ソフトの発売から2年程して発見されたもので、本来は一日の終わりの就寝時のみに絵日記を書く画面にて電気の紐が出現し、これを選択すると消灯して次の日に進むという選択が出来るのだが、 クリア後のデータから絵日記を選択すると、画面からは見えなくなっているのに、ここでも電気の紐を選択していきなり日付を進めることが可能で、 この動作をすると、本来は最終日である筈の8月31日から更に先の日に進めてしまうというバグである。 なお実際はクリアデータでなく、絵日記に記録する時もこのバグは発生する為、RTA・TAS御用達のバグである。 本来ならば、8月31日の後は9月1日となる訳なのだが、ゲーム内に9月1日が存在しない(・・・・・・・・・・)ことから、日付が8月32日と表示されてしまうというシュールさで、しかも実際のゲーム画面の方もだれも居なくなった家にボクくんしか居ないという不自然な構図で、いざ動かしてみても外に出れなくなったり、入れない部屋が出現したりと異様さを感じるものとなっている。 しばらくすると自由に動けるようになる。 更に、この状態から同じ動作で日付を進めることが出来る訳なのだが、そうすると文字すらがまともなフォントでは無くなり絵日記も崩壊、翌朝からは他のキャラクターも出現してくれるようになるが、ボクくんも含めてグラフィックが崩壊した奇怪な姿で登場と、全くありがたくない再会となる。 そして、この崩壊は日付を進めるとやっぱり更に度合いを強めていくのであった。 ……まぁ、これは単なるバグである訳なのだが、画面はバグっていてもある程度動かせることやグラフィックの崩壊の仕方が心霊現象を彷彿とさせるものであったことから、ゲーム内で示唆されている“過去の悲劇”とも併せて意図的に仕込んだんじゃないか?とか、実は主人公が既に死んでいた説等も出されていた。 真相と原因 そして、無印『ぼくなつ』の発売より約10年後。 Twitterにより、原案、ディレクターである綾部和氏から以下の真相が語られたのであった。 せっかくなので8月32日を発明してしまった責任者としてはその話をしましょうか? …あれはぼくなつ1の発売後2年ほど経過してから発見されたものなんです。 症状を聞いた瞬間「なんてナイスなバグなんだ」と不覚にも思ってしまいましたw その時点では単なる「就寝せずに翌日へ行けるバグ技」です 絵日記画面では就寝時にのみ左上にスタンドのヒモが表示されて、クリックすると絵日記を書いて寝ることができるんです。 ところが発売から2年後にヒモが出てない時でもカーソルがそこに移動でき、クリック可能なことが判明しました。いつでも眠れて翌日へ行けるんですw 夜以外はヒモのグラフィックが表示されていないから、まさかそこにカーソルが移動できて、クリックできるバグが潜んでいるとは誰も思いませんでした。あれはかなりかっちりデバッグしてるゲームなんですw ゲームのルールを無視していつでも就寝して翌日へ行けるわけですから、シナリオはむちゃくちゃになりますが、ある意味便利でアナーキーなバグなんです。バグの隠れ方も(言ってはまずいかも知れないけど)結構好きでしたw ところがゲームクリア後の「思い出画面」から「絵日記」に入っても同じことができるんです。 クリア日付が31日だから、翌日になっちゃって32日に行けます。これはまさに想定外の想定外でした。 8月32日なんてデータは用意されていませんから当然むちゃくちゃになりますが、その部分はプログラミングが優秀なので、ドライバーが堅牢で、データが存在しない日時に突入してもボロボロになりながら動いてるんです。ある意味すごいことなんだけど、 さすがにデータがないまま動き続けるのは無理なので、ああいうホラーな見た目になっているんです。 メモリーの狭間にある各種のドライバーにとっては無意味な情報を、無理やり視覚化するとああいうグラフィックになるということですね。 ちなみにこれは(最初の)『ぼくのなつやすみ』PS版で出るバグです。残念ながら移植した『ぼくのなつやすみポータブル』では発生しません。おしまい。 というわけで今日は8月32日です。(2010年9月1日) ……以上のように、単なるバグであり、tweetも『ぼくなつ』の宣伝で締められている。 追記修正はあの夏に帰ってお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ちなみにこのゲームのアンサイクロペディア記事は「作品」と呼びたくなるほどのぶっ飛びっぷりと完成度を誇っている。 -- 名無しさん (2020-07-28 15 38 02) ↑ボクくん計画殺人説はやめてさしあげろ -- 名無しさん (2020-07-28 15 44 33) ファットが絶妙に『悪ガキ集団内の他愛無いあだ名』って感じで草 -- 名無しさん (2020-07-28 19 32 12) きょうはなんにもないすばらしい一日だった。夏休みの絵日記はこれを30日分書けばOK -- 名無しさん (2020-07-28 19 35 44) 8月32日は有名だよね。…にしても上記の都市伝説、どこから流れたんだ? -- 名無しさん (2020-07-28 20 34 41) 違法DLに手を出したことがバレてリアルなぼくの夏休みを満喫した学生がいるらしい -- 名無しさん (2020-07-28 22 14 35) 夏真っ只中にこの項目を立てるのはナイス -- 名無しさん (2020-07-28 22 49 52) ↑2 みんなのゲーム屋さん乙 -- 名無しさん (2020-07-28 22 58 13) ダムエンドはナレーションだけの語りが怖かった記憶が -- 名無しさん (2020-07-28 23 15 09) 今年もやろうかな…今度こそ狼の写真を撮るんだ… -- 名無しさん (2020-07-29 02 08 00) 他のゲームを使ってセーブデータ改ざんして夏休みをすっとばすTASなんてのが開発されて大草原だった -- 名無しさん (2020-07-29 08 05 49) 2のやすこちゃんだっけ?あの娘ほんまに可愛かった記憶がある -- 名無しさん (2020-07-29 13 04 03) 今まで記事がなかったことに驚愕 -- 名無しさん (2020-07-29 18 49 13) やっぱりファットに相当するキャラが出てこないのは長崎の原爆を彷彿させて不謹慎という理由があるのかな? -- 名無しさん (2020-07-29 23 21 56) ↑やっぱりってほど連想するか? 卍は鉤十字に似てるから不謹慎レベルの話に聞こえる -- 名無しさん (2020-07-30 20 07 21) なにやらクレヨンしんちゃんで続編に近いテイストのものが… -- 名無しさん (2021-02-18 23 45 11) というか作っている人同じだしな。一応違うゲームだよって言ってるけど -- 名無しさん (2021-02-18 23 56 41) 単純なクレしん版って考えていいのかな。 -- 名無しさん (2021-02-19 04 50 26) ガッツ達が法事の時だけ居なかったり、EDで子供が昇るには高すぎる木の上に居たりというのでもしや…と思っていたのは良い思い出 -- 名無しさん (2021-02-19 19 10 03) 無印のパケはマジで完成度高い、パケ絵は無印がいっちゃん好き -- 名無しさん (2021-06-05 17 47 58) キレイキレイを見る度にぼくなつも思い出す -- 名無しさん (2021-07-27 18 49 29) 2はいつやってもほんま名作だわ -- 名無しさん (2021-12-27 13 28 24) 初代のパケ絵見るだけで懐かしい~と思える -- 名無しさん (2023-01-13 14 34 35) 僕もYouTubeで8月32日というバグ技の動画を見たけど、64のカセット半挿しのような感じで腹筋崩壊した。 -- 名無しさん (2023-09-13 15 18 13) ボクくんのちょっと生意気な感じとかほんと声優さん良い仕事してると思うわ -- 名無しさん (2023-10-05 10 10 50) 名前 コメント